昭和40年初期の連続トンネル窯の瓦製造
昭和40年代は瓦製造の大量生産時代の幕開けでした。
色々な面で、試行錯誤の時代でした。
当社も兄仁平のもとで、築炉メーカーの倒産で、長兄が
自殺未遂をし、私が呼び寄せられ、サラリーマンから
転職したのです。
門前の小僧習わぬお経を読む。翌日から陣頭指揮を執りました。

粘土置き場に置かれた原土をブルで配合機に運びます

ブルで満載になった原土を運ぶ

真空土錬機で原土を配合させます。

未乾燥の瓦は、立てかけという移動式の乾燥台に積載されます。

周りを断熱ボードに囲まれ、トンネル窯の余熱室で徐々に乾燥させます。

プレスで瓦を成形いたします。

平部の桟瓦は連続プレスで打ち出します。

乾燥した瓦は釉薬を塗布しキルンカーという台車に載せられ焼成されます。

キルンカーに積み込まれた瓦はトンネル窯に入れられ24時間かけて焼成いたします。

焼成用のバーナーです。900℃の高温で焼成されます。

焼成温度を管理する計器です。

焼成された瓦は東京の問屋に出荷されました。
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