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東京駅と石の瓦・鉛の瓦の話 雨漏り奮闘記 新瓦博士

2008.10.14 (火)

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東京駅と石の瓦・鉛の瓦の話 雨漏り奮闘記 新瓦博士
東京駅の屋根瓦は重い石の瓦と言いましたね。
玄昌石という石です。日本では宮城県に産出します。
松島の瑞巌寺の境内近くにあるお土産屋の屋根も玄昌石で葺かれて(瓦を屋根に工事をする事を『葺く』といいます。)おりました。
泥岩/堆積岩です。薄く割れる性質を利用しております。フランスに多く産出し、黒。薄ピンク・グレーなどもあります。
また、静岡県韮崎に有る「反射炉」で有名な江川 太郎左衛門の邸宅の『蔵』は大谷石の瓦です。
加賀100万石の金沢城(金沢城公園)の石川門はもっと重い鉛の瓦屋根です。そのため、少し白っぽく見えるのです。
(350年以上の歳月をへている「重要文化材」建造物です。)
戦争のとき、弾薬が尽きるとそれを溶かして、鉄砲の弾丸として戦うためです。
 また、東京駅(重要文化財)は辰野 金吾の設計によるものです。
東京駅は夕日を受けて真っ赤に染まり、美しい建物(ルネッサンス式)ですが、今はビルにさえぎられ、その美しさを見せることはありません。しかし、芸術品としての価値は素晴らしいものです。
また、歴史の舞台に度々出てきます。
「平民宰相」原 敬が凶弾に倒れたり、ラスト・エンペラー「愛新覚羅溥儀」を「昭和天皇」が昭和19年にお迎えした中央口(天皇家専用の改札口)、大東亜戦争のときの機関銃の銃弾の痕(駅長室の壁)、又、開業当時のままの装飾品、ドーム天井、クリスマス週間のライトアップ、東京ステーションギャラリー・・・。知ってるようで知らないのが東京駅かもしれません。
 上記写真は東京駅70周年の記念『入場券』で開業当時の駅を描いた「錦絵」(近く創業当時の駅ビルと一緒に復元予定)です。
石川門・原首相の遭難現場プレート・天皇家専用の改札口・開業当時の装飾(ホームに多い)

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